円山みやこの「こっちの水はぬるいぞ」
ぬるい漫画家、円山みやこの日記&可愛いペット自慢(いねえよ)
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DATE: 2010/04/19(月)   CATEGORY: よみもの
『隣の家の少女』
蟲笛蟲笛
(2010/03/30)
円山 みやこ

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私の作品『蟲笛』(こてき)↑に通じるものがあるので、読んでみて下さいと、読者の方々からのお薦めで。

国は違えど同じく、社会に衝撃を与えた実際の、最凶事件から創作した作品であるということ。

ジャック・ケッチャム『隣の家の少女』扶桑社刊読みました。風呂の中で。

一番集中できるので、いつも本は風呂で読むと決めてます。が、まさか一冊一気読みするとは思わなかったわ。

読み始めて、う~ん確かに私の作品と同じ、ヤな感じあるわ、と。嫌な事は細切れより、一度に受けるほうがマシかな、と。

以下、ネタバレです。未読の方は目をつぶってね。↓



不幸な結末しか無いことは、読む前からわかっているので、読んでもカタルシスは無い、ことは承知の上だったのに。

なんでラスト前に主人公が、悪行おばはんを殺すかなあ???

あんなプチでも、懲悪シーンが入ってないとアメリカ人は納得できないのでしょうか?あんなでもカタルシスあるんでしょうか???

実際の事件の犯人は、延々と裁判で被害者の、暴力関与への積極性を訴え続けたらしい。そういうもんだろう。そこに恐怖の一端があると思うし。

皆さんあのシーンでは『いーまーさーらー殺ーるーなー』とツッコんだのではないでしょうか?

この事件は、大人が積極的に先導して暴力を振るい、私が元にした事件は大人がまったく我関せず、だったことが決定的に違います。が。

無関心という名の暴力。なんかどっかで聞いたような言い回しですが。

何が本当に恐ろしいかというと、その後どっちの国でも、経済状況が変わるにつれ最凶事件が頻発して、もう何が最凶かわからなくなっている事。

この小説は映画化されて現在公開中らしいです。日々、変容していく少女の顔をちゃんと描けているといいですね。顔にメイクで痣と汚れをつけてハイおしまい、じゃなくて。

少女の美しさと少年の良心が、輪郭からぶっ壊れていく様をリンクさせて、ちゃんと表現してしてあるといいな。


久々に嫌な気分が十分味わえました。お薦めありがとうございました。






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